O157などの腸管出血性大腸菌による感染症

ページID1013061  更新日 令和7年1月30日

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腸管出血性大腸菌とは、大腸菌の中でも毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすもののことを言います。
HUSは、死亡(急性期死亡率2~3%)あるいは20~40%に慢性腎臓病の後遺症を残す可能性がある重篤な疾患です。子どもと高齢者に起こりやすいので、この年齢層の人々には特に注意が必要です。

代表的なものとして「O157」があり、その他にも「O26」や「O111」等が知られています。
大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在します。ほとんどのものは無害ですが、なかには下痢などの消化器症状や合併症を起こすものがあります。

毎年、気温の高い初夏から秋にかけて、O157等の腸管出血性大腸菌による感染症や食中毒の報告数が増加します。
腸管出血性大腸菌の特徴や予防のポイントをよく理解し、日頃から感染しないようご注意ください。

感染経路と症状について

O157等の腸管出血性大腸菌の感染経路は、汚染された飲食物を介しての「経口感染」と感染患者を介しての「接触感染」があります。特にO157は感染力が強く、わずかな菌数で発症すると言われています。
潜伏期間は、2~14日(平均3~5日)です。
症状は、下痢や腹痛、水様便や血便、また重症な場合は合併症を引き起こし、死に至る場合があります。

予防のポイントについて

日頃から、調理前や食事前、トイレ後などには石けんを使い、流水でしっかりと手を洗ってください。
正しい手の洗い方については、下記ホームページをご覧ください。

食中毒の予防(一次感染対策)

食品の洗浄や加熱など衛生的な取り扱いが重要です。
下記ホームページをご覧ください。

詳しく知りたい方は、下記ホームページもご覧ください。

家族が感染した場合の対処(二次感染予防)

ご家族が感染している場合、患者さん以外の家族が既に感染している場合がありますので、まずは診断を受けることが大切です。
また、家庭内での感染対策については、以下のポイントにご注意ください。

  • 下痢症状がある場合は、湯船に入らずシャワーやかけ湯のみにしましょう。
  • 患者さんの入浴の順番を最後にするなど家族内感染が起こらないようし、風呂の水は毎日替えましょう。
  • 感染している人と同じタオルを使うと、タオルを介して感染する可能性がありますので、共用はやめましょう。
  • ドアノブや手すり、ボタン、スイッチ等、人がよく触れて汚染されやすい場所を消毒しましょう。
  • 糞便を処理する場合は、ビニール手袋を着用するなど、直接手に触れないよう注意しましょう。

消毒方法については、下記ホームページをご覧ください。

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