エムポックス

ページID1014072  更新日 令和7年4月7日

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エムポックスは、1970年に初めてのヒト感染例が確認され、中央アフリカから西アフリカで継続的に発生している感染症です。2022年5月以降、今までエムポックス流行国への海外渡航歴のないエムポックス患者が世界各地で報告されました。その後、世界全体の症例の報告数は減少しましたが、2023年3月以降東アジア、東南アジアなどからの報告が増加しています。

国内では、2022年7月に1例目の患者が確認され、2024年1月時点でも散発的な患者の発生が報告されています。

※令和5年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。

エムポックスとは

エムポックスはエムポックスウイルスによって感染する病気でヒトと動物が感染します。
症状や感染経路などについては以下をご覧ください。

主な症状

エムポックスの潜伏期間は6~13日(最大5~21日)とされています。潜伏期間の後、発熱、頭痛、リンパ節の腫れ、筋肉痛などが1~5日続き、その後発疹が現れます。発症から2~4週間で治癒するとされていますが、稀に重症化することがあります。

体の部位に関係無く、発疹や水ぶくれなどがないかどうか注意してください。

水ぼうそう(水痘)などの他の発疹を生じる病気との区別が難しいことがあります。

※2022年5月以降の欧米を中心とした流行では、以下のような、今までの報告とは異なる症状が指摘されています。

  • 発熱やリンパ節の腫れなどの前兆となる症状が見られない場合があること
  • 症状が局所(会陰部、肛門周囲や口腔など)に集中しており、発疹が全身に見られない場合があること
  • 異なる段階の皮疹が同時に見られる場合があること

感染経路

主に感染した人や動物のカサブタ、体液や血液に触れること、性的な接触(口の中、肛門、性器との接触を含む)、近距離での対面で飛沫に長時間さらされること、感染している方の使用した寝具や器具などに触れることなどによって、感染します。

疑わしい症状が出た場合

エムポックスを疑う症状が見られた場合(特に、エムポックスに感染している方との接触や、不特定多数との性的接触があった後など)には、最寄りの医療機関に相談してください。
医療機関を受診する際には、自家用車など他人との接触をなるべく避けられる交通手段を用いるか、やむを得ず公共交通機関を利用する場合は、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおうなど対策をしてください。

また、比較的空いている時間帯やスペースを選ぶなど、他人との接触を避けるよう行動しましょう。

エムポックスの発疹が完全に治まり、カサブタが落ちるまでの間は、他の方に感染させてしまう可能性があります。医療機関や保健所の助言に従い、他の人との接触を避けるようにしてください。

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