ハンタウイルス感染症(ハンタウイルス肺症候群、腎症候性出血熱)
ハンタウイルス感染症とは
ハンタウイルス感染症は、主にネズミなどのげっ歯類が保有するウイルスによって引き起こされる感染症です。
「ハンタウイルス肺症候群」、「腎症候性出血熱」という2つの疾患を起こすことが知られており、感染症法では4類感染症に位置付けられています。
日本国内では、これまでハンタウイルス肺症候群の報告はなく、腎症候性出血熱の報告は1960~70年代にありましたが、その後はみられていません。
ハンタウイルス肺症候群は、米国・カナダ・南米、腎症候性出血熱は、極東アジアと北欧・東欧を主とするユーラシア大陸全域で患者発生の報告があります。
流行地域への渡航やげっ歯類との接触機会がある場合には注意が必要です。
※現在、国外航行中のクルーズ船におけるハンタウイルス感染症事例が報告されていますが、日本国内で、ただちにまん延する恐れはないとされています。
偽・誤情報に注意し、正確な情報は、国などの公式発信で確かめましょう。
主な症状
ハンタウイルス肺症候群は、感染後1~5週間程度(通常約2週間)の潜伏期間を経て、次のような症状が現れることがあります。
- 発熱
- 咳
- 筋肉痛
- 嘔気や下痢
急速に症状が進行し、呼吸不全などを起こし死亡することもあり、致死率は約40~50%といわれています。
腎症候性出血熱は、感染後10~20日の潜伏期間を経て、次のような症状が現れることがあります。
- 突然の発熱、頭痛、悪寒、脱力、めまい、背部痛、腹痛、嘔吐
- 顔面の発赤、目の充血、発疹などの出血症状
軽症型と重症型があり、重症型では発熱に続いて、強い腎機能障害を伴い死亡することもあり、致死率は3~15%といわれています。
感染経路
主な感染経路は、ウイルスを保有するげっ歯類(ネズミなど)の排泄物(尿、ふん、唾液)との接触です。
- げっ歯類の尿やふんが乾燥して舞い上がった粉じんを吸い込む
- 汚染された場所を清掃した際に吸入する
- げっ歯類に咬まれる
- 汚染された食品を摂取する
通常、ヒトからヒトへの感染はまれとされています。南米で発見されたハンタウイルスの一種(アンデスウイルス)は、接触者間での限定的なヒトからヒトへの感染が確認されています。
予防のポイント
国内で承認されたワクチンはありません。
流行地域ではげっ歯類との接触を避け、糞や尿で汚染された粉じんを吸わないよう、環境を清潔に保ち、食品は蓋などをして適切に保管してください。
医療機関を受診する目安
海外渡航歴やげっ歯類との接触歴があり、発熱、咳、呼吸苦、強い倦怠感などの症状がある場合は、事前に医療機関へ連絡のうえ受診してください。
現在特別な治療薬はなく、症状に応じた治療が行われます。
関連情報
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