令和4年度 いじめ防止・対応担当者研修
八尾市では「いじめ防止対策推進法」・「八尾市いじめ防止基本方針」等に基づき、いじめの未然防止、早期発見、早期対応のため教職員を対象にした研修会を実施しています。6月24日には『修復的対話 いじめの防止にむけて平和の種を蒔きましょう』と題して社会福祉士・NPO法人 修復的対話フォーラム スタッフ 郭 理恵さんを講師にお招きして修復的対話の実践についての研修を行いました。
研修では、いじめの対立を未然に防ぐための日々の対話の大切さを、ワークショップを通して学びました。グループになってテーマに沿って互いの話を聴き合うワークでは、対話のルールに則り、聴き合うことで、安心して自分の意見や思いを語ることができることを参加者は実感していました。そして、こうした対話を積み重ねること、互いの意見を聴き合うことにより、違いを認めあっていくことが、いじめの未然防止につながること、また、いじめやトラブルが発生した時に、対話による解決へとつなげていく土台の形成に必要であることを学びました。
「子どもは安全だと感じた時に話すものです」というお話を聞き、子どもが安心感を感じられる環境を、子どもにかかわる側がどのように作っていくかを考え、創っていかなければならないと感じました。
今回の研修は、いじめ予防のために、また、子どもたち自らが問題を解決していく力を育むために、学校等における対話の場・対話の基盤づくりが重要であることを学びました。本研修内容をいかして、いじめのない学校づくりを進めていきます。
受講者の感想より(一部抜粋)
- 対話を自分が体験してみて、話をする場面が回ってくるたびに、自分が安心して話が出来ているなと実感しました。いじめやトラブルが起こる前に、クラスが安心して気持ちを伝えられる場にしていくことが大切だと感じました。
- 修復的対話をクラスで取り入れることで、自分とは考えの違ういろいろな友だちがいることを知り、理解することが、トラブルやいじめを減らすために必要だと実感しました。
- 子どもたちが、互いの思いや考えを知り合い、受け止められるようになるための、修復的対話における対話サークルという方法は、とても良い方法だと思いました。いじめ予防はやはり日々の集団づくりが大切だと改めて考えさせられました。実践していきたいと思います。
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