4年生 白いトウモロコシがつないだ

ページID1024595  更新日 令和8年7月7日

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― 防災教育・地域連携・食育の物語 ―

朝の学級園。

収穫を目前にした白いトウモロコシが、獣害に遭って5本食べられているのを見つけました。

子どもたちが大切に育ててきた野菜が失われた悔しさと同時に、私たちは一つの現実に向き合うことになりました。

「もし本当に避難所が開設されたら、この野菜は命を支える食べ物になる。」

その使命を守るため、すぐに防獣ネットを設置し、畑を守る体制を整えました。

これは単なる「畑の管理」ではなく、災害時に地域を支えるための防災教育の実践そのものです。


被害を受けたトウモロコシ

防獣ネットを準備している


ネットを設置


防災教育

―「自分たちの野菜が、誰かの命を支えるかもしれない」

本校では、体育館が避難所として開設された際、子どもたちが育てた備蓄野菜を避難者の方々に提供する計画を進めています。

子どもたちは、野菜づくりを通して「災害は特別な出来事ではなく、自分たちの生活とつながっている」という感覚を育んでいます。

獣害への対応も、子どもたちにとっては「学びの一部」。

自然の中で育てるということは、思い通りにいかないこともある。

それでも、地域のために育て続ける。

その姿勢こそが、防災教育の核心です。


食育

―「育てる・守る・届ける」までが学び

6月24日、4年2組が白いトウモロコシを収穫しました。

子どもたちは、一本一本を丁寧にラップで包み、ラベルを貼り、まるで「高級な贈り物」のように仕上げました。

ただ育てるだけでなく、

「誰が食べるのか」

「どんな思いで届けるのか」 

を考えることで、食べ物の価値を深く理解していきます。


トウモロコシの収穫

収穫したトウモロコシをラップで包む


地域連携

―「避難所にならなかった時は、地域の食卓へ」

本校では、避難所が開設されなかった場合、育てた野菜を地域のこども食堂などで活用していただく仕組みを整えています。

この日も、放課後に近くのこども食堂へトウモロコシを届けました。

受け取った方々はとても喜んでくださいました。

子どもたちは「自分たちの活動が誰かの役に立つ」という実感をしました。

野菜がつなぐ「地域とのあたたかな関係」。

これもまた、安中小学校が大切にしている学びの一つです。


おわりに

台風や獣害という予期せぬ出来事から始まった今回の一連の取り組み。

しかしその過程には、防災教育・地域連携・食育という3つの学びがしっかりと息づいていました。

白いトウモロコシは、ただの作物ではありません。

子どもたちが地域の未来を思い、行動し、つないだ「命のバトン」です。


備蓄野菜の栽培

栽培の仕方の説明を聞いている児童

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