6月18日 70期生沖縄修学旅行(5月24日~26日)1

ページID1006098  更新日 令和7年1月30日

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平和学習/平和セレモニー

写真:沖縄修学旅行


HPでの報告が遅くなってしまいましたが、3年生が5月24日~26日に行いました沖縄修学旅行の様子についてご紹介します。

修学旅行1日目

成法中学校のグラウンドで出発式を行い、伊丹空港から3年生は沖縄へと旅立ちました。

那覇空港に降り立つと、あいにくの大雨でした。

そんな中、平和学習・平和宣言へと向かいました。

クラスごとに分かれて、ヌヌマチ、山城、アンティラ、健児の塔とそれぞれのガマ入壕体験を行いました。

その後、平和祈念公園に向かい、平和祈念資料館を見学後、平和の礎の前で今までの平和学習で考えたこと、感じたこと、想いを込めた「70期生平和セレモニー」を行いました。

こちらに「平和宣言」の内容をご紹介します。

成法中学校七十期生 平和宣言

なぜ戦争はなくならない?

幸せの意味とは何なのだろうか。

今から約七十九年前、この沖縄で、日本で唯一の地上戦が行われた。沖縄は本土の盾とされ、失われるはずのなかった多くの人の命が奪われた。

未来ある子供たちが、何の罪もない多くの人が、希望を捨て、夢を追うことができなかった。

自分の考えや思いさえ言えなかった日々、生きたくても生きられなかった当時の人々、家族や友達とのかけがえのない日々、私たちが当たり前のようにしていることが当たり前ではなかった。

戦争が私たちに与えたものがあったのだろうか。

この戦争で私たちが学んだことは戦争の悲惨さだ。

そんな時代にあってもずっと途切れることのなかった命のバトン。

戦争によってたくさんの人が犠牲になったことを「ただの過去」としてはいけない。

戦争は今も世界のどこかで行われている。この瞬間もどこかで苦しんでいる人がいる。何の罪もない多くの人の命が失われている。

過去の出来事についてもっと関心を持とう。私たちの今は何もなく生まれたのではない。たくさんの犠牲の上に、今の私たちがいて、今日の平和が成り立っている。

そして、次は私たちの番だ。

戦争の悲惨さ、戦争での人々の苦しみを受け継いでいこう。

私たちが今、当たり前のように目にしている「平和」を特別なものとして受け止めよう。

今ある命、日常、自分のしたいことを選べる未来があることに感謝しよう。

戦争を昔のことだと思わず、身近にあるいじめやけんか、差別をなくすことから始めよう。

そして、日々の生活を当たり前だと思わず、何気ない日常を大切に、毎日を全力で楽しんでいこう。

毎日一生懸命働いてくれる家族や、バカみたいなことで笑いあう友達、その他にも私たちを支えてくれる人がたくさんいる。

今を大切に生きることが、過去をいいものにすることであり、よりよい未来につなぐことだ。

私たちが知らなければいけないことはまだまだたくさんある。ウクライナとロシアのこと、イスラエルとパレスチナのこと、その他さまざまな出来事について、興味関心を持って、知っていこう。

それが今の私たちにできること。

そして、私たちが学んだことを、次の世代に伝えていき、「戦争はつらく、悲しいもの」と思ってもらおう。

それこそが、今を生きる私たちの使命だ。

この世界を少しでも平和にしていくために、、、

二〇二四年 五月二十四日

成法中学校七十期生一同

宣言後、70期生全員でゆずの「Hey和」を合唱しました。セレモニーの間は、雨も収まっており、平和への思いを込めた歌声が、平和の広場に響き渡りました。

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