令和6年度 人権教育研修講座 第1講
八尾市では、教職員を対象として、「学校における人権尊重の教育をより一層前進させるため、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図る」ことを目的として、年間6回の人権教育研修講座を開催しています。
令和6年5月24日(金曜)に、その第1講として「差別は『する』もの?『ある』もの? 個人の心がけから社会の構造へ」と題して、Facilitator's LABO(えふらぼ)の栗本 敦子さんを講師にお招きして、ご講義いただきました。
講義では、「人権とは何なのか」との問いかけから、自分の権利が守られているのか、子どもの権利は守られているのか、権利が守られていない時はどうするのかを考えたり、社会がマジョリティに合わせて作られていることによって暮らし・社会に偏りが生じていること、社会には差別があり、それを変えるために何をするのか、人権課題に対して、どこに立って取り組みを進めていくのかを意識する大切さを学ぶ場となりました。
受講者の感想より(一部)
- 社会に差別はあるもの、その社会にどのような働きかけを行うことができるか、どう向き合うかに考え方をシフトしていくべきということが印象に残りました。
- 普段自分が思っていることが、実はマジョリティ側の思いであるということ、あるいは『〇〇であるべき』という考えが、実は他の人にとってはちがうことがあるということを意識しておかなければならないと思いました。
- マジョリティの特権についての話を聞き、自分は差別をするつもりがなくても、その差別の構造の中に入ってしまっていたり、意識しないと、差別の構造の全体像が見えなかったりすることに気づきました。
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