令和7年度 教頭人権教育研修を実施しました
令和7年度 教頭人権教育研修
八尾市では初任者、人権担当者、管理職などを対象に複数の人権研修を実施しています。
令和7年8月5日(火曜日)は、大阪公立大学 都市経営研究科 教授 阿久澤 麻理子さんを講師にお招きし、「変容する現代社会の部落差別」と題して教頭を対象とした研修を実施しました。
阿久澤さんからは、現代社会において部落問題がどのようなかたちで存在し、今もあり続けているかをさまざまな調査や事例を通してお話いただき、差別は「する側」の問題であり、「する側」の行為を規制していく必要性や最近の裁判での差別禁止の判例について教えていただきました。
本研修での学びを活かし、今後も子どもたちが人権について理解し、差別を見抜き、差別のない社会、人権が保障される社会を担っていく力を育てていくための取り組みを推進してまいります。
受講者の感想より(一部)
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「社会構造に埋め込まれた差別をなくしていくこと」について学びながら、学校という社会においても、その構造の中に埋め込まれているものはないかを考えることも必要であると思いました。また、インターネット等で子どもたちが差別的な動画等に触れる機会があることに危機感を覚えました。人権について、差別について、子どもたちが学ぶ機会、教育の機会の必要性を強く感じました。
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差別の定義や歴史、過去の判例や、人と土地の結びつきなどについて、さまざまなデータや事例をもとにご説明いただき、非常に勉強になりました。研修のタイトルのとおり、現代社会にいて部落差別はかたちを変えながら様々な形で存在していることを学びました。これらのことを教育の中で子どもたちに正しく伝えていくために、私自身学び続けないといけないと思いました。
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部落差別について再度ふりかえり、見つめ直したいと思える内容でした。現実に差別があるということに対して、教職員集団から、差別を許さない姿勢や意識を高めることが非常に重要だと思いました。
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