令和5年度 校長人権教育研修

ページID1010754  更新日 令和7年1月30日

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八尾市では初任者、人権担当者、管理職などを対象に、複数の人権研修を実施しています。その一環として、7月28日(金曜)に大阪大学大学院人間科学研究科 教授辻 大介さんを講師にお招きし、「インターネットと人権侵害」と題して校長を対象とした研修を実施しました。
大人のみならず、子どもにとっても身近なインターネットにおいて、「ネットいじめ」は大人から見えにくく、また低年齢化しているということや、ネットに一度書きこまれた誹謗中傷等による影響は、時間の経過や、居場所を変えることによる距離にかかわらず、書きこまれた人々に及ぶといったことを、実例を交えて伝えていただきました。また、偏った言説に影響されてしまう原因として、ネットでは自分の先入観や関心に合った意見・情報に接触しやすいことや、賛同者がたくさんいると錯覚してしまうことなどがあることを教えていただきました。そして、差別の現状をきちんと知ることの大切さや、現代的な偏見・差別意識に対する教育・啓発の仕方を開発する必要があることを教えていただきました。
本日の学びを活かし、子どもたちが自他を大切にし、差別のない社会の担い手となっていくための人権教育を全ての学校でさらに推進していきたいと思います。

受講者の感想より

  • インターネット上の差別や誹謗中傷が、なぜこうも簡単に行われ広まるのか、以前から不思議に思っていました。お話を聞いて、心理的免疫の欠如、確証バイアス、エコーチェンバーなど、とりわけネット上で起こりやすい、これらの現象を知っておくことが、これからの時代を生きていく子どもたちに必要だと感じました。
  • まずは人権侵害事象が起きないように、学校での人権教育をさらに推進していく必要性を感じています。特に現代的レイシズムを無くすために有効な学習プログラムを考え、実施していく必要があると感じました。
  • 子どもたちに情報を正しく判断できる力や、正しい情報を選択できる力をつけさせることが大切だと感じました。そのためにも正しく現実を認識し、正しい知識を身につけられるようすること、偏った考え方に陥ることがないように情報を吟味したり熟考できる力を育むことに取り組んでいきたいと思います。

写真:校長人権教育研修1

写真:校長人権教育研修2

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