[2021年3月5日]
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この時代の代表的な出来事として、538年に百済(くだら)から仏教が伝来したことをはじめ、587年に蘇我氏が物部氏を滅ぼしたことや、593年に聖徳太子が政治を行ったことなどが挙げられます。百済からの仏教伝来により、これの受け入れに反対する物部氏と、賛成する蘇我氏との間に政治的な争いが起きました。これにより、物部氏が拠点としていた中河内の八尾、渋川の地は戦いの場になるなど、八尾が歴史の大きな舞台に登場することになります。その後、聖徳太子が政治を行い、中央集権体制が整えられていきます。
6世紀という時代は、百済をはじめとする朝鮮半島の国々から新来の技術や文化、政治制度を受け入れ、古代国家の礎(いしずえ)を築いていった時代であり、中河内は、朝鮮半島の国々をはじめとする海外からの玄関口でした。そして、中河内を拠点とした有力氏族として高安千塚古墳群に葬られた人々は、古代国家形成に大きな役割を果たしたものと考えられます。
↑高安千塚古墳群服部川7号墳
【PDFファイル】三七巻 国史跡 高安千塚古墳群・下 その(3) ~.高安千塚が造られた時代~
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