vol.22 ふれあいの場をつくるまちづくり～志紀小学校区まちづくり協議会の取り組み～

　現在、各地域では、校区まちづくり交付金を活用して、「わがまち推進計画」に沿った活動を進めています。今回は、「地域の特色を生かし、地域活動が盛んで、ふれあいのあるまち」を目標に、ふれあいの場所づくりや地域活性化の取り組みを進め、「志紀のまちフェスタ」を初開催した志紀小学校区まちづくり協議会の取り組みをご紹介します。

　志紀小学校区で「志紀のまちフェスタ」を開催するために、同協議会と志紀地区福祉委員会が中心となって実行委員会を立ち上げました。「子どもから大人まで誰でも気軽に楽しめる」「地域住民の世代間交流を通じたふれあいができる場所づくり」「構成団体等の活動の活性化」の3つを目標に掲げ、フェスタ開催に向け、地域内の人材や資源などを最大限に活用しながら、継続的に開催することを見据えて検討を重ねてきました。
　当日は、地域内で活動している団体や行政など25団体のブース出展や、キッズダンスやバンドなど4団体の舞台発表をはじめ、物販も完売するなど大いに盛り上がりました。また、地域住民が主体となり、駐輪場の整理や場内案内、ごみの分別指導などを行い、大きな混乱もなくイベントを成功させることができました。参加者からは「楽しかった」という声が多数寄せられた一方で、関係者からは「やってよかったが次への反省点も見つかった」との声があり、早くも次回開催に向けて動き出しています。

　同協議会会長の柳田剛義さんは、「実行委員長を中心に、議論を重ね『志紀のまちフェスタ』を成功させることができました。初めての開催で不安もあるなか、終わってみれば、『最後までやり遂げた』という地域のみんなの自信につながりました」と話していました。