vol.25 高齢者の交流を広げるまちづくり～長池小学校区まちづくり協議会の取り組み～

　現在、各地域では、校区まちづくり交付金を活用し、「わがまち推進計画」に沿った活動を進めています。今回は、「地域福祉の推進と福祉サービスの提供できるまち」を目標に、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも暮らせるまちづくりを進めている長池小学校区まちづくり協議会の取り組みを紹介します。

　毎年、長池小学校区では長池地区福祉委員会と共催で「いいいきサロン」を開催しています。社会福祉協議会の協力の下、地域の高齢者が集い、仲間づくりや交流を広げることで、生きがいを持ってもらおうと実施しています。今年は2月24日に緑ヶ丘コミセンで開催し、約60人が参加しました。
　第1部では、「介護予防」をテーマに、看護師から認知症予防のための口腔ケアの大切さなどを学びました。口を大きく開く発声練習や舌を動かす口腔体操などを行い、盛り上がりをみせていました。
　第2部では、「河内連緑ヶ丘サークル」による踊りが披露され、「よさこい音頭」をはじめとしたテンポのいい曲と踊りに合わせて参加者も手拍子で応援していました。最後は参加者も舞台に上がり、「河内音頭」や「炭鉱節」を元気いっぱいに踊り、心温まる交流となりました。

　こうしたイベントをきっかけに、地域の高齢者が世代を越えて、積極的にさまざまな人と交流できるようになることが期待されています。
　同協議会会長の中野照子さんは、「高齢者に元気を与えるイベントでしたが、参加者の熱気でこちらが元気をもらいました。今後、当小学校区でも一人暮らし高齢者が増えていくと思うので、より多くの人に参加してもらえるよう毎年テーマを考えながら継続していきたいです」と話していました。