[2022年2月24日]
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現在、各地域では、校区まちづくり交付金を活用し、「わがまち推進計画」に沿った活動を進めてます。そこで今回は「安全で誰もが安心して暮らせるまち」を目標に、まちづくり活動に取り組んでいる西山本小学校区まちづくり協議会の活動をご紹介します。
同協議会では、平成28年に自主防災組織が結成10周年を迎え、それを機に制作した小冊子を地域内の全戸に配布し、同時にアンケート調査を実施しました。その結果を参考に、NPO法人ひょうご県防災教育振興協会の協力を得て、従来の避難訓練中心の防災訓練ではなく、発災の瞬間にいかに生き残るかを学ぶ防災演習ゲーム「生存確率」を実施しました。このゲームでは、地震発生直後を想定した「発災の瞬間」「避難する瞬間」「応急手当の瞬間」のステップごとに瞬時に取る行動を選択します。その選択内容により生存確率が示され、自身を守るだけでなく他人を助けるために必要なこともゲーム感覚で学ぶことができます。
また同時に、従来から行っていたAED体験や放水体験、災害弱者避難体験なども「防災スクール」として実施されました。それらの運営は、小学校や市役所、消防署、校区高齢者あんしんセンター「中谷」などの協力のもと、地域の各団体や民間事業者が主導で行い、地域ぐるみでさらなる防災力の向上を図る取り組みとなりました。
会長の三浦和友さんは、「今回の訓練をきっかけに、私たちの防災活動は新しい一歩を踏み出しました。近い将来発生すると言われている南海トラフ大地震などの災害に対し、地域住民全員が協力し、助け合い、生き残るためにはどのような備えが必要なのか、地域住民自身が知恵を絞って活動計画を練り上げ、実行していきたいと考えています」と話していました。
平成31年4月号(3月20日号)『vol.24 新しいスタイルの防災訓練で防災力向上~西山本小学校区まちづくり協議会の取り組み~』
八尾市 人権ふれあい部 山本出張所
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