令和7年度 人権教育研修講座 第5講を開催しました

ページID1021856  更新日 令和7年12月8日

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令和7年度 人権教育研修講座 第5講

 八尾市では、教職員を対象に、「学校における人権尊重の教育をより一層前進させるため、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図ること」を目的として、年間6回の人権教育研修講座を開いています。

 令和7年12月3日(水曜日)に、その第5講として、八尾市人権教育研究会と共催で公開授業研究会を実施しました。授業では、「八尾市教育センター研究協力員 人権教育部」の取り組みの中で作成をすすめている教材を活用しました。この教材では、働くことのやりがいや誇りに感じること、仕事内容を正しく知ること、仕事を通してその人の生き方につながってきたことを学ぶことで、仕事に対する偏見や差別について考え、それらを無くしていくために何ができるか考えることをねらいとしています。

 公開授業では、人々にとって必要な仕事にもかかわらず差別されることのおかしさに子どもたちが気づき、グループで互いの意見を熱心に交流する姿がありました。授業のあと、参加した教職員による協議等を経て、元大阪教育大学教授・学級文化研究会代表の園田雅春さんよりご助言をいただきました。園田さんからは、すべての学校で人権学習をすすめる大切さや、子どもが主体的に学ぶことができる取り組みについて、ご講義いただきました。

受講者の感想より(一部)

  • 私たちの食生活に欠かせないお肉について、私たちの食卓に届くまでのさまざまな人たちとの関わりや思い、大変さなどを知ることで、今日の授業のような子どもたちの気づきが生まれてくるのだと思いました。
  • 食肉の仕事から「大切な仕事なのに差別されるのはおかしい」と子どもたちから自然に出てきたことから、差別や不条理に対抗できるのは、人権学習をしっかり行うことであると改めて感じました。
  • どこか「自分とは直接関係のないこと」と捉えたままでは、気づいた時には傷つけられていたり、あるいは傷つけたりしてしまう子どもが出てしまうと思います。今、この瞬間にも社会には差別があって、その社会に生きるすべての人が当事者であり、その視点に立つことで、身近な人権課題を見抜く力が育まれると思いました。

授業の様子

講師が講義をしている様子

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