八尾でバナナが育つんや!

ページID1025739  更新日 令和8年10月6日

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追熟の失敗を乗り越え、ついに黄色く熟しました

安中小学校の校庭で育った1本のバナナが、

「失敗」と「再挑戦」を経て、ついに黄色く熟しました。

南国の果実が八尾の気候で実り、そして熟す

その奇跡のような瞬間を、子どもたちとともに迎えました。

 

 

(1)つぼみの出現:成長のはじまり

校庭のバナナに、ある日ついに大きなつぼみが現れました。

ここから果実がふくらみ、ゆっくりと房の形が整っていきます。


つぼみ

バナナの果実


(2)果実の肥大と支柱の設置

果実が大きくなるにつれ、重みで茎が傾きはじめました。

倒れないよう、しっかりと支柱を立てて支えます。


支柱を立てる


(3)鳥害対策:ネットで果実を守る

熟す前のバナナは鳥にとってもごちそうです。

そこで、房全体をネットで覆い、収穫まで大切に守りました。


防鳥ネットをかける


(4)収穫のタイミング:開花から約90日

バナナの収穫は、次の2つが目安です。

○果実がふっくら丸みを帯びる。

○濃い青緑色から、ツヤのある淡い青緑色へ変化する。

その状態を確認し、房ごと丁寧に切り取りました。


収穫直前のバナナ

バナナの房を切り取っている


切り落としたバナナの房


(5)追熟の挑戦:キウイフルーツが道を開いた

切り取った房は校務員室につるし、自然の力で追熟を試みました。

しかし、果実は青緑色のまま。

「今回は追熟が難しいかもしれない」 そう思い、なかばあきらめかけていました。

そこで、最後の挑戦として、追熟を促すエチレンガスを大量に出す熟したキウイフルーツと一緒にナイロン袋へ入れる方法に再挑戦。

なんということでしょう!

1週間後、袋の中でバナナは見事に黄色く色づき、果肉もやわらかくなっていました。

南国の果実を八尾の気候で熟させる難しさと、

工夫することで道が開けることを、身をもって知る経験となりました。


バナナの房をつるす

キウイを入れて再挑戦


黄色くなったバナナ

追熟したバナナの房


(6)試食:大阪で、こんなバナナができるんや!

十分に熟したところで、自己責任のもと教職員で試食しました。

(バナナアレルギーと果実数の関係から、児童への提供は控えました。)

口に入れた瞬間、驚きの声が上がりました。

南国の香りがふわっと広がる、想像以上に個性的な味わい。

「大阪でこんなバナナができるんや!」

自然と笑顔がこぼれました。


皮をむいたバナナ


(7)学びのまとめ:校庭で育つ「成功と失敗」

今回のバナナ栽培は、植物の成長、環境管理、収穫の判断、食の安全に加え、

「失敗をどう乗り越えるか」という学びまで詰まったプロジェクトとなりました。

バナナは収穫を終えるとその株が枯れてしまいます。

今回の株も役割を終えますが、児童はその前に茎を切り、中の構造を観察しました。

「バナナは木の仲間なのか、草の仲間なのか」

自分の目で確かめ、答えを見つけました。

さらに、次の世代へつなぐために、脇芽のバナナへ栽培を引き継ぎました。

3年後には、また子どもたちの手で収穫に挑戦する予定です。


バナナの茎を切っている児童

茎の切り口


バナナのわき芽


(8)安中小学校の実践:環境そのものを教材化する

安中小学校ではこれからも、子どもたちとともに

「学校の環境そのものを教材化する」取り組みを続けていきます。

日常の中にある「本物の学び」を、これからも育てていきます。

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