八尾でバナナが育つんや!
追熟の失敗を乗り越え、ついに黄色く熟しました
安中小学校の校庭で育った1本のバナナが、
「失敗」と「再挑戦」を経て、ついに黄色く熟しました。
南国の果実が八尾の気候で実り、そして熟す
その奇跡のような瞬間を、子どもたちとともに迎えました。
(1)つぼみの出現:成長のはじまり
校庭のバナナに、ある日ついに大きなつぼみが現れました。
ここから果実がふくらみ、ゆっくりと房の形が整っていきます。


(2)果実の肥大と支柱の設置
果実が大きくなるにつれ、重みで茎が傾きはじめました。
倒れないよう、しっかりと支柱を立てて支えます。

(3)鳥害対策:ネットで果実を守る
熟す前のバナナは鳥にとってもごちそうです。
そこで、房全体をネットで覆い、収穫まで大切に守りました。

(4)収穫のタイミング:開花から約90日
バナナの収穫は、次の2つが目安です。
○果実がふっくら丸みを帯びる。
○濃い青緑色から、ツヤのある淡い青緑色へ変化する。
その状態を確認し、房ごと丁寧に切り取りました。



(5)追熟の挑戦:キウイフルーツが道を開いた
切り取った房は校務員室につるし、自然の力で追熟を試みました。
しかし、果実は青緑色のまま。
「今回は追熟が難しいかもしれない」 そう思い、なかばあきらめかけていました。
そこで、最後の挑戦として、追熟を促すエチレンガスを大量に出す熟したキウイフルーツと一緒にナイロン袋へ入れる方法に再挑戦。
なんということでしょう!
1週間後、袋の中でバナナは見事に黄色く色づき、果肉もやわらかくなっていました。
南国の果実を八尾の気候で熟させる難しさと、
工夫することで道が開けることを、身をもって知る経験となりました。




(6)試食:大阪で、こんなバナナができるんや!
十分に熟したところで、自己責任のもと教職員で試食しました。
(バナナアレルギーと果実数の関係から、児童への提供は控えました。)
口に入れた瞬間、驚きの声が上がりました。
南国の香りがふわっと広がる、想像以上に個性的な味わい。
「大阪でこんなバナナができるんや!」
自然と笑顔がこぼれました。

(7)学びのまとめ:校庭で育つ「成功と失敗」
今回のバナナ栽培は、植物の成長、環境管理、収穫の判断、食の安全に加え、
「失敗をどう乗り越えるか」という学びまで詰まったプロジェクトとなりました。
バナナは収穫を終えるとその株が枯れてしまいます。
今回の株も役割を終えますが、児童はその前に茎を切り、中の構造を観察しました。
「バナナは木の仲間なのか、草の仲間なのか」
自分の目で確かめ、答えを見つけました。
さらに、次の世代へつなぐために、脇芽のバナナへ栽培を引き継ぎました。
3年後には、また子どもたちの手で収穫に挑戦する予定です。



(8)安中小学校の実践:環境そのものを教材化する
安中小学校ではこれからも、子どもたちとともに
「学校の環境そのものを教材化する」取り組みを続けていきます。
日常の中にある「本物の学び」を、これからも育てていきます。
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