秋の夜を彩る、高安ゆかりの能楽
玉祖神社で高安薪能が開催

10月12日、玉祖神社(大字神立)で、やお発高安能未来継承プロジェクトの一環として「高安薪能」が開催されました。
本市東部の高安地域は、能楽のワキ方・大鼓方の「高安流」発祥の地と伝えられており、八尾・高安にゆかりのある能楽作品も数多く残されています。
今回披露されたのは、仕舞「井筒」、独吟「羅生門」、能「弱法師」の3演目。このうち能「弱法師」は、河内国高安郡に住む高安通俊と、その子・俊徳丸をめぐる物語です。父に家を追われ盲目となった俊徳丸と、わが子を思う父との再会が描かれる、高安にゆかりの深い作品です。
また、「井筒」は『伊勢物語』をもとに世阿弥が手掛けた作品で、高安への通いを描いた物語ともつながりがあります。「羅生門」では、高安流のワキ方による独吟が披露されました。
日が暮れた玉祖神社の境内では、かがり火がともされ、幻想的な雰囲気に包まれました。能楽師による優雅で迫力ある舞や謡に、訪れた観客は見入り、各演目の終了後には大きな拍手が送られていました。
同日、子どもたちを対象とした能楽体験ワークショップ「能の世界を楽しもう!」も開催され、楽器や能面、装束、謡などを通して、子どもたちが能楽の世界に親しみました。
※やお発高安能未来継承プロジェクト
本プロジェクトでは、「井筒」「弱法師」をはじめとした八尾・高安ゆかりの能楽作品を掘り起こすとともに、重要無形文化財である能楽と地域の文化財や伝承を結び付け、作品の創作・紹介を通じて芸術文化の振興を図っています。出演するワキ方・大鼓方は、高安流が担当しています。
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