酷暑を吹き飛ばす祭りの熱気

ページID1020030  更新日 令和7年8月7日

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夏の風物詩「恩智まつり」開催

担ぎ上げられる前の布団太鼓

千年以上もの歴史をもつ八尾の夏の風物詩「恩智まつり」が、8月1日に恩智神社とその周辺で開催されました。この祭りは、約2トンにもなる布団太鼓を境内から続く急峻な石段で担ぐことで知られており、その雄姿を見ようと多くの見物客で賑わいます。今年は布団太鼓が新調されてから初めて行われる祭りで、輝かんばかりの真新しい布団太鼓を多くの見物客が写真に収めていました。


石段を降りる布団太鼓

例年より1時間30分早い正午、境内より布団太鼓と神輿が担ぎ出される「宮出」が行われました。山の中腹に位置する恩智神社は、境内まで続く狭く急な石段が131段あり、担ぎ出された布団太鼓が、その石段を勢いよく駆け下りるその様子はまさに大迫力です。猛暑の中、担ぎ手たちの「千歳楽世」という力いっぱいの大きな掛け声とともに、斜めに傾けられた布団太鼓が揺れながら石段を下りてくると、見物客も一緒になり「よいしょー」と掛け声をかけながら見守っていました。その後、神輿も同じように石段を下り、布団太鼓と共に、沿道の人々の歓声を引き連れ、恩智のまちを練り歩きました。


石段を下りる神輿

日も暮れた後、布団太鼓と神輿は御旅所となる天王の森に姿を現し、互いにせめぎ合う「担ぎ合い」を見せました。天王の森を出ようとする布団太鼓を行かせまいと、神輿が前に立ち塞がり、何度か攻防を繰り広げた末、ようやく布団太鼓が出た瞬間には見物客から大きな歓声が沸き起こりました。
その後22時ごろ、布団太鼓と神輿は、この祭り最後の大仕事である、境内への担ぎ入れ「宮入」に臨みました。担ぎ手たちが最後の力を振り絞って、石段を担ぎ上げる様子は、息詰まる緊張感で、祭りの熱気は頂点に達します。石段を上り終えたその瞬間、担ぎ手たちの安堵の声とともに、熱い夏祭りは幕を閉じました。


境内を回る布団太鼓

布団太鼓を担ぐ人たち

町内の巡行に出発する布団太鼓

斜めに傾きながら石段を降りる布団太鼓

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