交通安全で自分の身体を知ろう
介護予防教室「眼と脳の交通安全体験」が開催

高齢になると、視野の狭まりや体幹の低下により、道を歩く際にもこれまで以上の注意が必要になります。自分の身体の状態を改めて知ってもらおうと、3月18日、社会福祉会館で介護予防教室「眼と脳の交通安全体験」が開催され、雨天にもかかわらず、49人が参加しました。

当日は、両腕を30度~200度まで段階ごとに広げ、顔を動かさずに眼だけを動かす視野のチェックや、「ぐー・ちょき・ぱー」がランダムに並んだイラストを見て、「同じもの」を順番に読み上げながら手でも出していく課題など、5つの脳トレが実施されました。参加者は、見たものを瞬時に判断する力や、眼と脳の連動を楽しみながら体験していました。

中でも、ひらがなで構成された約300文字の文章を読み上げ、その中から「い、え、お」の合計数を数える「かなひろい」では、参加者の回答が正解数を大きく下回り、内容に関するクイズにも答えられない場面があり、会場全体で笑いが起きました。
最前列で参加していた男性は、「やっぱり難しかった」と話しながらも、満面の笑みを見せていました。

講師を務めた自動車講習所の國場さんは、「交通安全と高齢者の介護は直結した関係です」と話します。道を歩くだけでも判断力が必要であり、高齢者は若者に比べて視野が狭くなるほか、握力の低下や歩幅の縮小といった身体機能の変化が、転倒や事故につながることもあるそうです。交通安全について学ぶことは、自身の身体に意識を向け、少しでも自分の力で動くことの大切さを知るきっかけにもなるといいます。

長生園ではこのような介護予防教室を月1~2回程度開催しており、今後も継続していく予定です。置かれた状況にかかわらず、たくさんの方に楽しんで参加してもらいたいという思いで取り組んでおり、口コミで市内の遠方から訪れる人もいるなど、多くの人に親しまれている教室となっています。

交通安全について学びながら、自身の眼や脳、身体の状態を見つめ直す機会となった今回の教室。参加者にとって、これからも安全で元気に暮らしていくための大切な学びの場となっていました。







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