スマートフォンも熱い夏 取扱いは丁寧に!
事例1
就寝中にスマートフォンを枕元に置いて専用の充電器を使って充電していたところ、焦げ臭い匂いで目が覚めた。
スマートフォンを見ると、充電用コネクタの差し込み口が赤茶色に焦げて溶けていた。
携帯電話会社に調査を依頼したが、結果は「本体にも充電器にも異常がなく、使い方の問題。差し込み口にホコリが入ったのではないか。」と言われた。
事例2
数年前に購入したスマートフォンが、着信ランプの点灯だけで発熱し熱さで着信に気づくほどだ。
発熱のために勝手にシャットダウンするし、温度が下がるまでは充電もできないので使い勝手が悪い。
ひとこと助言
事例1について
色々な製品の事故を調査している機関であるNITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)の報告では、スマートフォン関連の事故は平成26年3月までの5年間で合計239件にのぼり、特に春から夏にかけて増加する傾向にあります。
事故の内容としては、発熱・発煙・発火を伴うものが多く、事故の発生箇所としては、充電用コネクタ周辺が最も多く報告されています。
NITEでは具体的な事故防止策として、「充電用コネクタ差し込み口にホコリや水分、金属等の異物が入らないようにする」、「充電用コネクタを無理に力を入れて挿入しない」、「スマホ等を落としたり、衝撃を加えたりしない」などがあると紹介し、日頃からの注意が重要であると呼びかけています。
(参考:NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)の注意喚起リーフレット)
事例2について
スマートフォンの使用中にアプリが強制終了されたり充電が停止されたりすることがあります。
この現象は、スマートフォンの本体内部の温度が一定以上にならないように設計された安全機能が作動したものです。
しかし、発熱したスマートフォンに触れ続けて低温やけどを負った事例もありますので、長時間、直接肌に触れないようにし、熱いと感じたときは温度が下がるまで使用を控えましょう。
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