日本の伝統芸能で八尾にルーツのある能「高安能」が万博に!
~【大阪ウィーク~春~】令和に蘇る能「綱」万博特別公演~
5月9日(金曜日)~18日(日曜日)、大阪の活気、大阪人のパワーを日本や世界の人たちに届ける「大阪ウィーク~春~」が開催され、14日(水曜日)には、ポップアップステージ南を会場に、高安能の公演とワークショップを行いました。
日本の伝統芸能である能、その流派の一つである「高安流」は八尾市東部の高安地域が発祥といわれています。八尾には、関係の深い能や狂言の演目があり、こうした高安の地ゆかりの作品群を高安能と呼んでいます。
八尾市の古墳に眠る伝説をもとに復元された能「綱」の公演前には、14時から来場者が参加してワークショップが開催されました。ワークショップは、「能楽楽器の紹介と楽器体験」、「八尾発祥の能流派『高安流ワキ方』謡(うたい)体験」、「装束と能面の解説と体験」、「八尾発祥の能流派『高安流大鼓(おおつづみ)方』紹介」の4つが順次行われました。「能楽楽器の紹介と楽器体験」では、講師から能楽楽器の紹介があった後、小鼓や太鼓の演奏体験があり、「能楽楽器を直接触れる機会はめったにないのでいい機会になった。きれいな音が出た時はうれしかった」と体験者は笑顔で話していました。次に行われた「八尾発祥の能流派『高安流ワキ方』謡(うたい)体験」では、「高砂」という演目を会場に集まった参加者全員で声を合わせて謡いました。また、会場には外国人の姿もあり、「装束と能面の解説と体験」では外国人女性が装束と能面をまとい、「八尾発祥の能流派『高安流大鼓(おおつづみ)方』紹介」では外国人親子も大鼓の体験に参加していました。
19時からは、仕舞「土蜘蛛」と復元能「綱」の特別公演が行われました。平安時代中期の武将、渡辺綱と茨木童子と名乗る鬼が対決する迫力ある演技が、ライトアップされた大屋根リングや夜の海を背景にした幻想的な雰囲気の中で披露され、終演後には、満員の会場から大きな歓声と拍手が起こりました。
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