八尾発祥の伝統芸能を子どもたちが体験

ページID1014124  更新日 令和7年1月30日

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能の世界に飛び込んでみよう!

写真:謡の練習

八尾発祥の能流派「高安流」を体験する催し「能の世界に飛び込んでみよう!」が8月8日(木曜)に文化会館(光町2)にて開催されました。
地元の伝統芸能に触れてもらいたい、という趣旨から、プロの能楽師の指導の下、午前の部は小学生から高校生を対象に謡(うたい)と大鼓(おおつづみ)の体験が行なわれ、午後の部では大人を含めて謡や大鼓の掛け声を体験した後、名曲『高砂』を間近で鑑賞しました。
午前の部には小学校から高校生まで10名が参加し、中には昨年に続いて参加した人もいて、イベントの人気がうかがえました。

写真:面の解説を聞く子ども達

まずは観世流シテ方の山中雅志さんより、「高安流」の発祥の地であることなど、八尾と能の関わりについて解説が行われ、ついで、高安流ワキ方の原陸さんと高安流大鼓方の安福光雄さんによる『高砂』が実演されました。部屋いっぱいに響き渡る大きな声と、負けずに高く響く大鼓の迫力に、大人も子どもも見入っていました。
その後、3つのグループに分かれ、所作と謡、大鼓の体験が順番に行われました。所作については、まず山中さんから能の歴史や、演じる時の心や大切にされている礼法について説明を受けた後、摺り足で歩く体験が行われました。舞台に見立ててビニールテープで区切られたスペースを、子どもたちも縦一列になって歩き、座り方や立ち方を教わっていました。

写真:発表する子ども達と見守る保護者

謡の体験では、歌詞に書き込まれた音の上げ下げや長さを表す記号の意味について解説を聞きながら、原さんに続いて子ども達も真剣に謡っていました。大鼓は、楽器の持ち方から、手のどの部分を使って打つか、という説明に始まり、安福さんの手本に合わせて、大鼓を打つ練習が行なわれました。
各グループが3つの体験を終えた後、成果発表が行われました。各グループが入れ替わって謡と大鼓を発表し、一生懸命練習した成果を披露する子ども達に、見守っていた大人達から大きな拍手が送られました。最後に「大鼓好きになったんじゃない?」と問いかけられると、「うん!」と元気な返事があり、子ども達も能の体験を楽しんだようでした。

写真:摺り足の練習

写真:大鼓の練習


写真:謡の発表

写真:大鼓の発表

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